通院で…

2002年9月13日
今日、人生初めての出来事が2つありました。

まず、一つ目。SSTという生活技能訓練に参加しました。ネット上では、思い切ってのびのびと自分の伝えたいことを伝えることができるしかせんべいなんですが、実生活では、身内にでさえ思うことがなかなか伝わらないことが多くて、この生活技能訓練に参加することを決意しました。この訓練は、自分の考えや思うことをうまく表現できないと感じる人たちが集まって、周りの人の意見も聴き、臨床心理士の助けを借りて、自分をうまく表現できるようにできるようにする一つの“学校”みたいなものだと思います。『話す』ということは、IT社会になった今でも必要だと私は考えます。何でかって言うと、Eメールやインターネットでは、なかなか伝わらないことだってあるし、『話す』ことによって初めてその人のことだってわかって来るということだってあるからです。ずっと、パソコンと相手してると、または、携帯と相手してるとほんまに感情が無くなってきますわ。感情がなくても、機械相手なら楽にいけるしね。でも、感情が無くなると人間もロボット同然…。文明を持っている以上は、やっぱり人間も『話す』ことは必要なんです。

…何か、論文っぽくって申し訳ありません。しかし、これが私の『話す』ことについての考えなんです。

さて、同じ『話す』でも、こっちは少々難度が高いことです。

病院から帰る間際、受付で怒鳴っているおっちゃんがいました。原因は、受付が何やらミスをしたということでした。しかし、10分ぐらいで終わってくれるとまだいいんですが、延々1時間…。しかも、上の階まで聞こえてきて、周りが騒ぎ出す始末…。病院サイドも、上層部をつれての対応だったのですが、それでも、おっちゃんの怒りは収まりませんでした。本来の私なら、キレてそうな場面で、しかも、周りは見るだけで誰も止めない、いや、止めることができないんだろうって思います。病院サイドの人間も黙っておっちゃんの話を聞いてるしかないし、苦渋の表情を浮かべてましたから。

みなさん、そこでお考えください。あなたならどうしますか?

私は、こうしました。まず、おっちゃんの意見を15分ぐらい黙って聞いてました。それから、冷や汗をかきつつも、おっちゃんに…

「おっちゃん、どうしたん?」

と一声かけました。おっちゃんは、あったことを全て話してくれました。それから私は、同じミスが自分にもあったと話し、病院に対しての意見がある場合は、意見箱があるので、そちらに意見を書いて投書すれば、院長先生がミスをした人に対しておっちゃんの変わりに怒ってくれるから、まずはそちらに私と一緒に投書しましょうと言いました。そこまではできる方もいらっしゃると思いますが、そこで終わってしまうと、反感を買うか、また病院サイドの人間に対して責め始めるのがオチです。なので、周りにいる人もおっちゃんの大声にびっくりしているということ、(病院が終わる15分前だったので)もう病院も閉める準備を始めなければいけないことをおっちゃんをとがめず、穏やかにいいました。そしたら、おっちゃんは何も言わなくなり、去っていきました。

これが、私の答えです。さぁ、あなたならどうしますか?意見をお聞かせ願える方は

http://8556.teacup.com/shikasenbei/bbs

まで意見をお願いします。それではまた。しかせんべいでした。

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